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定期テスト対策勉強のやりかた~ワークは3回やろう~

テスト勉強はやりかたが重要です。
 
特に学校で渡されているワーク類は、そこから出題されることも多いですし、テスト後に提出を義務付けられてもいますよね。ですからテスト勉強でいかにワーク類を使って勉強するかがテスト対策のポイントとなります。
(テスト直前にほとんど答えの丸写しになってしまうようなやり方は時間的にも労力もただのムダですのでやめておきましょう)
 
テスト前にワークは3回やりましょう。

ただし、単にワークを3回やってもあまり意味がありません。
1回目、2回目、3回目にはそれぞれ意味があるのでそこを意識してやりましょう。


1回目はできる問題とできない問題を仕分けするためにやります。
ですから、いちいち出来ない問題を調べたり、質問したり、覚えたりする必要はありません。
とにかくテスト範囲全体を見渡して現時点で解ける問題はしっかり解く、ちょっと考えてもわからない問題は印をつけてとばすという作業をしていきます。
そして答えあわせも、間違えた問題を直す必要はありません。機械的にマル・バツをつけていきましょう。
この第1回目の作業はあまり時間をかけずにさっさと済ませましょう。
(目安は2〜3日)


次に2回目です。2回目は1回目で手が出せなかった問題、答えあわせをしたらバツだった問題(勘で答えたらたまたまあっていた問題)を中心にやります。
ここでは、ミスであれば丁寧に解き直しを、手を出せなかったものは質問したり調べたり解説を読んでやり直したり、また暗記ができていなかったものは暗記をします。
テスト勉強で一番大切なのは「出来なかったものを出来るようにする」ですから、この第2回目がとても大切な作業になります。
(目安4〜5日)


3回目は1回目で解けた問題、2回目で出来るようになった問題を確認するための回です。
出来るだけスピーディに確認テストのつもりで解いていきましょう。
さらにここで出たバツは自分の弱点なので直前までに重点的にやり直すと良いでしょう。
(目安3〜4日)
 
そして、テストまでに残った日程で塾のテキストの解き直しや、テスト対策プリントを利用しての実践練習を積み重ねましょう。



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子どもが自立して学習するようになる勉強法~宿題の意味~

●宿題の意味

自分の勉強でインプットにかける時間とアウトプットにかける時間を計算してみてください。
インプットとは読む・聞くこと、アウトプットとは書く・話すことです。もっと言うと、新しい知識を頭に入れることがインプット、新しい知識を使ってみて知識を定着させるのがアウトプットです。インプットとアウトプットの黄金比は3:7だといわれています。インプット3に対してアウトプット7の割合が最も記憶に残りやすく、自己成長につながりやすいのだそうです。
あなたのインプット・アウトプットの割合はどうでしょう。

多くの人はアウトプット時間がインプットの時間よりも短いのではないでしょうか。
一般的な学生は、授業を丁寧に聞く、一生懸命教科書を読み込むこと、単語や漢字を暗記することに時間をかける学習をしている人が多いようです。せっかく丁寧に一生懸命インプットしたものも、きちんとしたアウトプットができていないと力にはならないのです。

学校や塾などの教室ではインプットの授業に対し、アウトプットの方法をとして宿題を出しているところが多いと思います。

ところがその宿題、効果的にアウトプットできているでしょうか?

せっかくやった宿題を一斉に答え合わせをしておしまい。間違ったところには正解を書き写して「できなかったところはやり直しておいてね」と指示されておしまい。宿題の答え合わせは自分で答えをみて、「やったか・やらなかった」だけをチェックされておしまい。ひどい場合は、「自分でできることしか宿題に出さないので宿題もすいすいできます」なんて言うというところもあります。
 
また、宿題はつまらない・大変なものというイメージ、宿題は適当に終わらせておけばよいものというイメージを持っている人は少なくないと思います。

確かに、ただひたすら繰り返す作業のみの宿題、必要なページ数を終わらせることが目的の宿題、罰則があるからやる宿題・・・
こういうものはは、つまらないですし、大変ですし、適当に終わらせておけば大丈夫だろうと思いますよね。

宿題は、授業でインプットした知識を定着させるためにアウトプットさせるためにあるのです。
アウトプットの過程で、何ができて、何ができなかったかをチェックして「できなかった事をできるようにする」のが宿題の目的です。
この目的が達成できない宿題はやっても多くの効果は期待できないですし、なによりも時間の無駄です。

私たちは宿題を「出しっぱなし」「やらせっぱなし」「正しく効果を出せるかは自分次第」にはしません。
宿題で出したすべての問題がきちんとできるまで、ひとりひとりに向き合います。
秀英ゼミナールSS教室の生徒たちが一生懸命に宿題に向き合うのは、当塾がひとりひとりのアウトプットに付き合って「できなかった事をできるようにする」塾だからです。


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子どもが自立して学習するようになる勉強法~普段から読書をする子と読書をしない子~

●普段から読書をする子と読書をしない子
 
面談などで、「うちの子どもは本を読まない」とか「本を読まないので読解力がない」など読書と国語の力(特に読解力)の関係を指摘されます。国語が苦手だというと「本を読め」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか?

 
さて、それでは読書と学力にはどんな関係が見られるでしょうか。
文部科学省が行なっている全国学力調査を元に静岡大学が分析した報告書で「読書好きと成績は相関関係があるけれど、長時間の読書と成績には相関関係は見られない」と発表されました。この報告によると「教科の学力と読書好きの傾向には相関関係がある」また、「長時間読書をする子どもには、低学力層が一定数いる」と言っています。読書好きな高学力の子どもは、じっと長い時間読書をしているイメージがあるのですが、実はそうではないようです。この報告書では「低学力で平日長時間(2時間以上)読書をする層は他のことにも長時間使う傾向がある」ということも指摘しています。「睡眠時間、テレビなどの視聴、ゲームやインターネットの時間」などいずれも他の学力層よりも高くなっていて、「低学力で読書を長時間する層は、他の活動にも時間を多く使っている」ということがわかります。つまり、低学力層の子どもは読書もテレビもゲームやインターネットも睡眠もだらだらと無計画におこなっているのではないでしょうか。
学力アップを目指すためには「読書をしよう」よりも「計画的に時間を過ごそう」ということを意識したほうが良いのではないかと思います。


また、この静岡大学の報告では「勉強時間の長さにかかわらず、ある程度の読書をしたほうが教科の学力は高い。学校司書のいる学校では図書館の利用頻度が教科の学力と関連している。読書活動が直接教科の学力に与える影響は小さい。読書活動は、学習活動に影響し、それが間接的に学力にも影響する。」ということも報告されています。

 
「勉強が好きだ」とか「学校の成績が良い」子どもは「読書も好き」だという図式については多くの人がイメージできることだと思います。『学力の経済学』の中で中室牧子さんは「親の年収や学歴が低くても学力が高い児童の特徴は、家庭で読書をしていること」だという文部科学省の「全国学力調査」の結果に対して「学力と読書には関係があるのだから、子供に読書をさせよう」というふうに考えるのは正しくないと言っています。それは、「読書をしているから学力がある」のか「学力があるから読書をしているのか」、どちらが原因でどちらが結果かがわからないからです。つまり、読書と学力の関係には相関関係はあるが、因果関係は不明であるということです。

 
私たちの経験から考えると「読書が好きな生徒(日常的に本を読む生徒)」には、解いた問題に対して教科書や解答解説をきちんと読んで解き直しをする勉強法を勧めます。コツコツと読んで理解するという習慣がついているので、たくさん解くより丁寧に解く方が向いているタイプだからです。逆に「読書が苦手な生徒(日常的にあまり本を読まない生徒)」には、先生の解説をしっかり書きとめることと、類題のパターン演習を繰り返し行うことを勧めます。読んで理解することより経験を積むことで問題を克服することが得意なタイプだからです。
読書が好きな子どもとそうでない子どもそれぞれに向き不向きの勉強法があります。学力アップを目指すためには「自分に合った勉強法」を見つけることが一番だと思います。


読書は人の考えに深く触れたり、虚構の世界に入って行ったり、疑似体験をしたりととても楽しいものです。学力アップのためとか集中力・今期を養うためといった目的で読書をすることは読書を面白くないものに変えてしまうだけなのでお勧めしません。


 
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子どもが自立して学習するようになる勉強法~教わるよ側より教える側にまわろう~

●教わる側より教える側にまわろう
 
秀英ゼミナールSS教室の演習の時間には自然発生的に生徒同士の「教え合い」が行われます。「この単語なんて言う意味だった」というような質問に関しては自分で調べなさいと言うのですが、「この単語、この文脈だとどう訳したらいいの?」という質問は一緒に考えるといいと言っています。数学の難問、英語の長文、国語の読解など話し合い、教え合うことで理解が深まり、授業を聞いて問題を解くのとは違った頭の使い方をするので、学習の効果がでます。
 
実はこの「教え合い」、教わる子よりも教える子の方が得をしているのです。
例えば、 「教え合い」の場面で、教わる側の子はインプット中心の学びになりますが、教える側の子はインプットしたことを「わかりやすく」アウトプットするので学びとしては一段深くなります。また、気持ちの上でも教わる側は「やる気」に左右されがちですが、教える側は「チャレンジする気持ち」や「責任感」、「人の役に立って嬉しい気持ち」など、いろいろなものに支えられるので学びに向き合う姿勢も違ってきます。

いつもの学習でも模擬問題でも過去問を解くのでも、いつも「教わる側」では学ぶ姿勢やモチベーションを保つのは難しいことがあります。いつか「教える側になろう」とか「今日覚えたことを誰かに教えたい」という姿勢で学習をする事をお勧めします。また、今日勉強して「なるほど!」と」思ったことは誰かに伝えようとすることも大事です。

 
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偏差値を10上げる勉強法~国語の勉強法・説明的文章④~

●「通読」したら、文章の仕組みを考える。キーワードを矢印でつなぐ。

 
文章を読む上では、後から整理をしやすいように傍線を引くのが良いと思います。大事なところには線を引こう」とよく言われますが、線の引き方もルールを決めておくと作業がしやすくなります。
 
 
例)(線)・・・強く伝えたいところ(主張)に引きます。
    (囲い)・・・キーワード(話題)や接続語を囲みます。
    (スラッシュ)・・・文節や文、段落を区切る時に使います。
    (かっこ)・・・文や文章の塊をまとめ、整理する時に使います。
 

「大事なところに線を引く」という意識よりも文を整理して自分の頭に入りやすくする」を意識して線を引く習慣をつけたほうが良いと思います。

 
また、線引きをして文が整理されたら、文章の仕組みを考えるために矢印(→)や等号(=)などを活用して文章構造の見える化を目指しましょう。基本的には文章に出てきた順に矢印で繋げていけば見える化できます。「なぜなら」「だから」などの言葉を矢印に補うこともわかりやすくする方法です。等号(=)は言い換えの表現や繰り返しの表現に使います。
 
このように矢印や等号を使って、短い文を(つながりをはっきりさせた上で)結んでいく作業が「読解」なのです。まとめる時には「具体例」はどこで、何を具体例で説明していたかを確認する程度で良いので、入れる必要はありません。
 
 
 
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子どもが自立して学習するようになる勉強法~ミスをへらそう~

●ミスをへらそう

「ケアレスミスをしちゃった」というセリフよく聴きますよね。アレスミス=たいしたことのないミス(本当はできるのに)というふうに考えていませんか?そして、それは本当にたいしたことのない問題なのでしょうか。
 
よく「次は気をつけてミスをしないようにしよう」と言います。恐らくみんなが思うことです。「ミスしてもいいや」という人はいないでしょう。では「気をつける」って「どこに?」「どういうふうに?」と聞かれたときに答えられますか?「ミスしないように気をつけよう」という言葉は抽象的で具体的に何をするのかがわかっていないので、「気をつけたはずなのにまたミスしちゃった」に繋がるのです。
 
ケアレスミスは大きく分けて3種類に分類することができます。
ひとつ目は計算の途中、記述の途中で書き間違いをしてしまうことでおきる「単純ミス」
ふたつ目は問題文を丁寧に読んでいない、設問文を最後まで読んでいないことからおきる「読み違いミス」
みっつ目は暗記のしかたが悪いためにすぐに言葉が出てこないことからおきる「暗記ミス」です。
それぞれに対処法があり、解いた問題で起きているミスはどれに属するのか、そして自分はどのタイプのミスをよくしてしまうのか。自分を知ることによりミスを減らすことはできます。
 
まずは解いた問題について「間違い直しノート」を作りましょう。その時に自分の間違いがミスなのか理解不足なのかそれとも全く手も足も出なかったのかを分類します。分類の時にはさらに詳しくミスはどの種類のミスだったのかまで分析をするとよいでしょう。
 
「単純ミス」は頭の中だけで考えているためにおきることが多いミスです。対処法としては、「必ず途中式を書く」「記述の文は一度書き出してみる」など自分の書いたものを客観的に見られるように可視化することが必要です。
 
「読み違いミス」は「記号で答えなさい」と書いてあるのに数字を書いてしまう。「本文から書き抜いて答えなさい」と書いているのに自由に記述してしまうなど、文を最後まで読まないことによるミスなので、文を最後まで読む仕組みを作ることがミスをなくす近道です。たとえば、文の最後の部分に必ず傍線を入れて、何について聞かれていて、どう答えなくてはいけないか」をハッキリさせる練習が必要です。
 
「暗記ミス」は漢字が書けない、英単語のつづりを間違える、重要語句の漢字がでてこない、すぐそこまで出てくるんだけど答えが出てこないなどのミスは暗記の方法を工夫することで改善することができます。暗記というと10回書いて覚えるとか繰り返し読んで覚える、またパッと出てこない言葉は調べて覚えるということをしていると思います。それらは間違いではないですが「暗記ミス」をおこしやすい方法です。暗記したものを答えるという作業は思考力の問題ではなくどういう作業をしてインプットしたかが重要になってくるのです。

「暗記ミス」が少なくなる暗記方法
覚えるものを「すぐ答えられるもの」と「そうでないもの」に分類します。そして、「そうでないもの」については直ぐに赤で答えを書き問題と答えをセットでテンポよく音読していきます。スラスラ音読できるようになったら、問題は音読、答えは記述でスラスラ書けるように練習します。最後は、すぐ答えられたものもできなかったものも全て含めてテストをします。この方法で、考えなくても自然にパッと出るようになるまで練習しましょう。

自分のケアレスミスの傾向を知り、きちんとした対策を行い、ミスでの失点をへらしていきましょう。
 
 
 
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